良い写真とは?

良い写真とは?

今回の投稿はいつもとはちょっと趣向を変えて、写真撮影をしている上での考え方をお伝えしたいと思います。

ママ・パパや、入門フォトグラファーの人、同業者の人にも読んで・考えて貰いたい内容にしました。

人により「良い写真」という解釈が違いますので、あくまでも、ルーツが考える良い写真。ということです。

写真は自由なので、絶対にこれでないといけないということはありません。

撮るのも撮られるのも、写真を楽しんでください。

楽しんだら、楽しい思い出が撮れますよ。

ちなみに私は撮るのは好きですが、撮られるのはあまり得意ではありません。

なので、撮られるのが苦手だよという方の気持ちもよくわかります。

尚、撮影中、お子様にフォトグラファーから、ここに立ってと言ったりすることもありますが、そこに立ちたくなければ立たなくても大丈夫です。

稀に、言うことを聞きなさい!と言ってしまう親御さんもいらっしゃいますが、できるだけこちらで誘導しますので、言う事を聞かないお子さんに、怒ったり、怒るよ!なんて言わなくて大丈夫です。

ここにいるみんなが、大切な人と楽しい思い出を作りたくて写真撮影をしています。

ちょっと怒ったりしてしまうと、怒られた体験になってしまいます。

(まぁそれも、思い出のひとつにはなるかもしれませんが)

楽しい思い出、体験にして、良い写真を一緒に作りましょう。

ルーツが考える 良い写真とは。

まず、前提条件として、誰にとっての良い写真なのか。ということ。

→主に人物の写真撮影を提供しているルーツでは、写真を見る人にとっての良い写真ということを第一に考えます。

その上で、写真を撮る時に重要視している項目を、重要な順に4点ご紹介します。

◯写真に写っている人(被写体)との関係性

そこに一枚の写真があったとして、重要視されることは、まずはその写真に誰が(何が)写っているかということを想像してみてください。

・被写体が関係のある人か、興味がある人や物か?

(例えばお子様・ご家族・好きな俳優さんやスポーツ選手・有名人等)

・上記の関係性・興味性が強い人物が写っていた写真で、写真を見ている人が好きな表情・しぐさ等をしているかどうか。

また、それとは逆に、見た事の無いような意外性を捉えているかどうか

この条件を満たしているから、お子様の写真を欲しく思えて、良い写真だなって感じるのです。

また、家族写真はお子様にとって、自分だけの写真よりも価値の高いものだと考えます。

是非、今この時に、一緒に写真に写ってくださいね。

また、写真を一緒に見たり、飾ったりする時も、内容を具体的に褒めてあげたり、どんなところが気に入っているのか、お話してあげてくださいね。

そんな飾ってある一枚の写真から、沢山のコミュニケーションが生まれて、更なる思い出になってくれることを願っています。

◯写真を撮られる人とフォトグラファーの関係性

・関係性だけを考えると、お子さんを撮るのに一番良いのは、身近なママやパパ等の家族が撮影をする事

ただ、それだと家族写真では一緒に撮るのは難しいし、カメラもレンズも良いものは高額。

操作も熟知していないと、撮られる側も撮る側も、上手くいかないことがストレスになってしまう。

それを踏まえると、信頼できる人・尊敬できて、安心して任せられるフォトグラファーにお願いする事が良い。

あの人に撮って貰えたという心の満足感、安心感を得られる人にお願いできるのが良いですね。

◯光・影が魅力的な写真

・写真は瞬間を捉える光と影の絵。

 撮影とは、影を撮ると書く通り、影の入り方で、印象が違うものになります。

 光が無いと影が生まれない。

 光の方向を考え、見つけて(時には作って)、判断をしながら撮影をします。

 ストロボを使った撮影も、肌色や服の色が綺麗に出て魅力的だけれど、チャージに時間がかかるので、一瞬の表情が撮れない時もあります。

 また、まだ小さなお子様は、できるだけ好きに動いて貰った方が良い表情が出るので、できるだけストロボを使わずに、瞬時に撮影ができる自然光を用いた撮影をしています。

 ※ルーツでは、天候や時間帯・家族写真等を撮影する時や、意図的に影を作りたい時には、総合的に判断して、ストロボやLEDを使用する時もあります

◯背景>余白>構図(レンズの使い方も含む)

・構図とは、背景であり、余白でもある

 よく、入門者向けの写真の本や講座的なものに、日の丸構図はダメだ。3分割構図がおすすめ!みたいなことを言っている人や事もありますが、日の丸構図はど真ん中ストレート。

 被写体の本質に迫れる魅力があります。

 それに、日の丸構図だったとしても、それは一眼レフのフォーマット3:2での横長の範囲でのこと。

 スクエアにしてつかったり、トリミングした場合は正面で捉えていることの方が使いやすかったりもします。

 少し横にずらすことで余白を感じて、オシャレに感じたりすることもあるけれど、それは背景が魅力的な場合だったり、デザインをする上で文字入れ等を想定して、余白を作ったりしています。

 背景・余白・構図よりも、赤ちゃんや子供の写真を撮る上で、ルーツが重要視しているのは、シャッターのタイミング。

 仮に背景・余白・構図が完璧でも、表情が良く無い写真よりも、背景が不完全でも良い表情の写真の方が魅力的に感じませんか?

 たまに、どアップだったり、寄ってみたり、引いてみたりと動いて(動いて貰って)撮る時もありますが、その寄ったり引いたりという行動(行程?)が楽しいのか、ケラケラ笑ってくれる時があります。

 そんな時は、構図よりも表情を重視してシャッターを切っています。

 あなたが写真を撮りたい・撮られたい時は、良い表情の時ではありませんか?

いかがでしたでしょうか?

ルーツが家族写真をおすすめする理由、パネルにして飾って欲しい理由は、上記の良い写真とは?ということに繋がっています。

また、今回のお話がちょっとわからない、難しいなと感じる方は、写真撮影は撮る側も撮られる側も、とにかく楽しい(楽しめる)体験だから、楽しめる仕組みや準備をして貰えると良いかと思います。

また、撮影自体が楽しくなるように、好きなものを準備したり、好きなことをして貰うのも効果的です。

誰々が何をしていたから、こうしないといけないとか、これをしてはいけないとかはありません(危険なことやルール違反、迷惑をかけることはダメだけれど)。

長くなりましたが、他人と比べることなく、お子様やご家族の特徴・ありのままの姿を撮らせて貰えたら嬉しく思います。

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