データの保管方法、バックアップ等、取り扱いについて

今回は、お客様に向けた、写真データの保管方法についてお話します。

写真を始めようと思っている方、写真入門ぐらいの人にも使える内容になっていますので、参考にしてみてくださいね。

◯ルーツで納品させていただくデータについて

・ルーツで撮影する時は、撮影時からバックアップが取れるように、2スロット同時書き込みをしています。

(昔で考えれば、フイルムを2本同時に記録していることと同じです。ここ数年で便利になりましたね)

・サイズは長辺5400ピクセルのJPG

RAWデータで撮影して、色補正したものをJPEGデータに変換して納品しています。

※トリミングしている場合は、稀にそれより小さいサイズになる事もあります。

・納品用のクラウド保存期間は撮影日から1年間

期限内に複数の端末に保存して下さい。

1年間の保存期間を過ぎた後の、データの保障はしていませんので、お客様にて保管をお願いします。

どうしても無くなってしまった場合は、一度ご相談ください。

過去のバックアップディスクより取り出す事が出来れば、再度アップする事ができるかもしれません。

ただし、1年を過ぎた後の再納品は、お約束できないものとなり、可能だった場合でも有料となります。

◯お客様自身が撮影したデータについて

・撮影したカメラやスマホに入れたままの状態にしない

SDカード等の記録メディアや、スマホ単体だけに入れた状態は、誤って消えたり消したり、故障のリスクが高いです。

誤って消したり、初期化してしまった場合は、復旧することが難しくなります。また、復旧するにしても、多額のコストがかかる可能性があります。

・カメラで消去をしない

データをカメラ上で削除をしない癖をつけましょう。

カメラで消去して、やっぱり元に戻したいという場合は、レスキューソフトを使用しないといけないのと、仮に復旧しても完全なデータで無い可能性があります。

・一つの撮影が終わったら、随時パソコン等にバックアップをする

撮影中に容量が足りない!となった場合、何かを消さないと・・・となってしまい、ちょっとしたパニックに。

消してはいけないデータを消してしまう原因ともなりますので、撮影が終わったらデータをパソコンに移す癖をつけましょう。

・バックアップを2箇所以上に取った状態で、カメラ上でフォーマットをする

パソコンにデータを写し、2箇所(パソコンの内蔵ドライブ+外付けHDD等)に保存したら、カメラを使って記録メディアを初期化する。

ちなみにルーツでは、クラウドでダウンロードのご案内ができるまでは、記録メディアからの削除はしないようにしています。

納品時には、SSD+外付けHDD+納品用のクラウドという、3重でのバックアップとなっています。

◯コストをそんなにかけずにおすすめのバックアップの方法

・2端末以上に保存をする

 持っているパソコン+スマホや、ご夫婦やご家族のスマホに同じものを保管する

・絶対に無くしたくないデータは、保存方法や場所も変えて、3つ以上の保管をする

 例えばパソコン+スマホとクラウド。

 お子さんの写真なら、パパのスマホ+ママのスマホ+おじいちゃん・おばあちゃんのスマホというパターンも良いですね。

 仮にひとつの端末がダメになった場合は、また新たにコピーをする。

 地震や水害等のリスクを考えると、保管の場所も変えた方が、よりリスク回避になる。

※コピー(バックアップ)した後の注意点

バックアップでコピーした後に、コピーしたファイルを開く事が出来るかを確認。

最近はコピーに失敗した場合、何らかのエラー表示が出ますが、稀に通信エラー等でデータが壊れてしまっている時があるので、確認するようにして下さい。

◯プリントをする

パネルやアルバム、写真プリントとして残しておけば、直接のデータバックアップにはならないけれど、「写真」を残しておく事ができる。

また、データだけでは基本的に一人だけで見るものだけど、パネルにして飾ったりすれば、家族みんなで思い出の写真を共有できるので、バックアップの用途以外でも、とてもおすすめできることです。

ただのデータの写真が、実在するモノとしての「写真」となりますよ。

少し長くなりましたが、以上がおすすめのデータ保管方法となります。

パソコンやスマホのデータは、一瞬で消えてしまうものですので、とにかく複数管理が重要です。

大切な思い出を無くさないように、保存しておいてくださいね。

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